| 2026/02/13 |
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| 痔の聖薬 ~槐角丸(かいかくがん)~ |
槐角丸は、中国・北宋時代の医学書『太平恵民和剤局方(たいへいけいみんわざいきょくほう)』に記された伝統的な処方です。古くから現代に至るまで、炎症の強いタイプの痔に対して重宝されてきました。
主薬である「槐角(かいかく)」は、中国最古の薬物書『神農本草経(しんのうほんぞうきょう)』において、養生に役立つ「上品(じょうほん)」として収載されています。主に体内の熱を冷まし、血の熱を取る(清熱涼血)ことで止血を助け、痛みを和らげる働きがあります。
そのため、患部に熱感や炎症、はげしい出血があるタイプに適しています。

6種類の生薬(槐角、地楡、黄芩、枳実、当帰、防風)から抽出したエキスを錠剤にした漢方薬です。
小さな錠剤なので、喉に引っかかりにくく飲みやすい剤形になっています。
槐角丸には、以下の3つの特徴があります。
槐角丸は、「大腸・肛門まわりの炎症・出血・痛み・かゆみ をおさえる漢方薬」です。
痔の原因である、湿熱(余分な水分や熱が体内にこもった状態)が生じやすい方に効果的です。
湿熱は、精神的ストレスやアルコール、タバコ、過労、睡眠不足などからくる肝臓の疲れ、うっ血、冷え、
運動不足などで助長されるため、生活習慣や飲食の乱れがある方は注意しましょう。

