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2026/02/13
痔の聖薬 ~槐角丸(かいかくがん)~ 

■槐角丸(かいかくがん)とは

槐角丸は、中国・北宋時代の医学書『太平恵民和剤局方(たいへいけいみんわざいきょくほう)』に記された伝統的な処方です。古くから現代に至るまで、炎症の強いタイプの痔に対して重宝されてきました。

主薬である「槐角(かいかく)」は、中国最古の薬物書『神農本草経(しんのうほんぞうきょう)』において、養生に役立つ「上品(じょうほん)」として収載されています。主に体内の熱を冷まし、血の熱を取る(清熱涼血)ことで止血を助け、痛みを和らげる働きがあります。

そのため、患部に熱感や炎症、はげしい出血があるタイプに適しています。

 

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■成分

6種類の生薬(槐角、地楡、黄芩、枳実、当帰、防風)から抽出したエキスを錠剤にした漢方薬です。

小さな錠剤なので、喉に引っかかりにくく飲みやすい剤形になっています。

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■特徴

槐角丸には、以下の3つの特徴があります。

 

✅「血熱(けつねつ)」による出血を冷やして止める
血液の熱を冷まして(涼血)ことで、勢いのある出血(腸風便血)をおさえます。

 

✅肛門の「腫れ・熱・痛み」を解消する
大腸に溜まったドロドロした熱(湿熱)を掃除し、炎症を元から断ち、患部が赤く熱を持って腫れ、ズキズキとする痛み(痔瘡腫痛)を鎮めます。

✅「かゆみ」や「突発的な痛み」を散らして追い出す
耐え難いお尻の痒みや、急に現れる痛みを散らして追い出します。

 

 

槐角丸は、大腸・肛門まわりの炎症・出血・痛み・かゆみ をおさえる漢方薬です

痔の原因である、湿熱(余分な水分や熱が体内にこもった状態)が生じやすい方に効果的です。

湿熱は、精神的ストレスやアルコール、タバコ、過労、睡眠不足などからくる肝臓の疲れ、うっ血、冷え、

運動不足などで助長されるため、生活習慣や飲食の乱れがある方は注意しましょう。

 

 

■こんな人は要注意

中国の古典『黄帝内経(こうていだいけい)』によると、飽食すると『腸澼:ちょうへき』が生じ痔になると記されています。腸澼とは腸から排泄される脂っこくて粘着性のある粘液のような排泄物『湿熱:しつねつ』を指し、そこに『瘀血:おけつ』といった血行不良が重なることで、痔になると考えられています。
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■効能効果・用法用量

✅内痔核   ✅外痔核
✅裂肛    ✅痔出血  ✅痔の痛み

成人(15歳以上)1回8~12錠、1日2回朝夕、温水にて服用
(症状に合わせて適宜増減)

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※槐角丸は、第二類医薬品です。サプリメントではありません。
※ご自身の体質に合うか、詳しくは店頭にてご確認ください。

 

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