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2025/09/12
白花蛇舌草 ―清熱解毒の妙薬

■名前の由来

ある日、毒蛇にかまれた農夫が苦しんでいるところに、一匹の白蛇が近づき、近くに生えていた草を口でくわえて農夫に与えました。農夫がその草を食べると、たちまち毒が消え、病状が回復しました。その草には白い花が咲き、葉は蛇の舌のように見えたといいます。

 

感謝した農夫がその草を「蛇の舌のような草」と呼ぶようになりました。後に、著名な医師がこの草を調べたものの、当時の古書には記載がなかったため、その薬効と伝承に感銘を受け、次のような詩を詠んでこの名を定着させたと言われています。

 

「白花蛇舌草繊繊、伏地盤桓農舎辺。自古好心多善報、霊虫感徳薬流伝。」 (白い花をつけた蛇舌草は細く、農家の庭の隅に生えている。古来より善良な心には報いがあり、霊力を持つ蛇の徳によって薬が伝わった。)

 

この伝説は、この植物が毒に対する優れた解毒作用を持つことを象徴しており、名前が単なる外見だけでなく、その神秘的な薬効と深い結びつきを持っていることを物語っています。

 

スクリーンショット (57)

 

 

■製品の特徴

アカネ科植物のフタバムグラを使用しています。白い花と蛇の舌のような形状の葉をもつため、中国では白花蛇舌草といわれています。日本では殆ど利用されなかった植物ですが中国では有用なものとして利用されてきました。「白花蛇舌草」はこの植物を手軽に摂れるようにしたものです。

 

 

■生薬の特性

清熱解毒(せいねつげどく): 体内の余分な熱を冷まし、毒素を排出します。

消腫軟堅(しょうしゅなんけん): 腫れ物をやわらげ、しこりや塊を散らします。

利湿通淋(りしつつうりん):体内の余分な湿気(痰湿)を取り除き、尿の排出をスムーズにします。

活血化瘀(かっけつかお):血行を促進し、血の滞り(瘀血)を取り除きます。

 

 

■お召し上がり方

1日の目安: 1回1~2袋を目安に、1日2~3回お召し上がりください。

飲み方: 水またはお湯でそのまま、あるいはお湯に溶かしてお召し上がりください。

風味: ほのかな草の香りと、すっきりとした清涼感のある味わいで、後味にわずかな苦みがあります。癖が少ないので、お茶のように、毎日気軽にお楽しみいただけます。

 

 

個々の体質により用法用量なども異なります。
詳しくは店頭にてご相談ください。

 

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