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2025/06/04
御陀羅尼助丸(おんだらにすけがん)━ 胃腸の不調に、自然の力を ━

 

 

 

食べすぎ、飲みすぎ、冷えやストレスによる胃腸の不調──
そんな日常の「ちょっとした不調」に、静かに寄り添ってくれる薬があります。
それが、広島で長く親しまれてきた伝統薬、二反田薬品の「御陀羅尼助丸(おんだらにすけがん)」です。

 

この黒い小さな丸薬は、奈良・吉野山に伝わる修験道の秘伝に由来します。御陀羅尼助という薬は、本来、山岳修行者が厳しい自然の中で体を整えるために用いていたもので、古くから「胃腸を守る薬」として庶民の間にも広まりました。
二反田薬品の御陀羅尼助丸も、その製法を奈良の地から伝授されたことを起源とし、時代を経て広島の地に根付きました。

 

現在販売されている他メーカーの陀羅尼助丸と二反田薬品の御陀羅尼助丸では、処方や配合されている生薬に違いがありますが、どちらも胃腸トラブルに対応するための配合がなされています。

主成分のオウバクは、キハダという木の樹皮から作られた生薬で、古くから「苦味の力」で胃を元気にする薬として知られています。

そんなオウバクを中心に、苦味健胃作用のあるセンブリ、消化管の水分代謝の不調を改善して胃腸の働きを良くするソウジュツ、整腸作用のあるゲンノショウコ、おだやかな便通を促すケツメイシを配合した健胃整腸薬です。

 

対応できる症状は幅広く、 消化不良、胃部・腹部膨満感、胃もたれ、軟便、便秘など日常的な不調のほか、二日酔いや風邪薬等の副作用で胃腸が弱っている時にも頼りになります。

 

日々の食生活の乱れ、ストレスによる胃の不快感、旅先での急な胃腸の変調――
そうしたささやかな不調に対して、御陀羅尼助丸は過不足なく働きかけてくれます。

 

黒くて苦い、でもどこか安心できるその味わい。
日常のそばに、そっと置いておきたい一粒の伝統薬です✨

 

御陀羅尼助丸

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