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2020/11/06
冷えの症状は、血を温めて改善

頭痛・肩こり・冷え症と言えば、多くの女性に心当たりのある症状ではないでしょうか。

これらの症状を西洋医学では特別な病気とは考えないのに対して、漢方医学では重要な症状の一つとしてとらえ古くからその治療方法を確立してきました。

 

漢方には「血は温めることを喜び、寒を嫌う」という考え方があり、血液が体内をスムーズに巡る為には一定の「量」「温度」が必要になります。

女性に冷え症の方が多いのも、生理や出産などによる出血で慢性的に血が不足した状態「血虚」になり易いためです。

また寒い時期の薄着、冷たい飲み物のとり過ぎ、ストレス、食生活の乱れ等も体を冷やし、血液循環が悪くなると「瘀血(ドロドロ血液)」が生じてしまいます。

 

漢方にある「不通則痛(通じざれば則ち痛む)」という考え方からも解るように、頭痛・肩こり・生理痛などの痛みは瘀血が原因の一つになっています。

冷えからくる生理痛では、黒っぽい月経、凝血(血の塊)、下腹部や腰の冷え、月経周期の変動などを伴うことが多く、ひどい時には不妊症の原因となる場合があります。

 

生薬としては血を補い生理を整える作用、血行を促進する事で痛みを止める作用、子宮の緊張を緩和する作用を持つ「当帰」がよく使われます。漢方処方では、成分の約70%を当帰が占める「婦宝当帰膠」など当帰が使われた処方は沢山あります。

これからの寒い季節に増える諸症状には、血を補い、巡らせてあげることが大切です。

 

・婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)

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「イスクラ婦宝当帰膠B」は、トウキをはじめ、センキュウ、オウギなどを加えた処方でこれら9種類の生薬を原料とするシロップ剤です。更年期障害の方の冷え症、貧血、生理不順、生理痛、腹痛、腰痛、肩こり、頭痛、めまい、のぼせ、耳鳴りの改善を目的としております。なお、本品は防腐剤(安息香酸Na、パラベン等)を配合しておりません。

 

効能・効果

更年期障害による下記疾患:冷え症、貧血、生理不順、生理痛、腹痛、腰痛、肩こり、頭痛、めまい、のぼせ、耳鳴り

 

 

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