2024/08/21 |
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夏休み明け『不登校』と『心身症』について |
夏休み明け、新学期が始まると『学校にいけない』、『学校に行きたくてもいけない』等といった不登校に関するお悩みが増えてきます。
学校生活の不安から、不眠、無気力、イライラ等を起こしたり、体に異常がないのに、頭痛やめまい、吐き気などの症状が現れることも少なくありません。
また長いお休みで生活リズムが崩れていると、うまく立て直すことができず、そのままズルズルと不登校になる場合もあります。
思春期は、心も体も急成長する大切な時期。心身のバランスを崩しやすいため、しっかりケアすることが大切です。
心身症とは『ストレスによる身体的な不調』のことを呼びます。
強いストレスにより、自律神経や内分泌に異常をきたし、様々な不調が現れるのが特徴です。
日常生活に悪影響を及ぼすこともあり、『不登校』の約7割は『心身症』を伴うとされます。
心身症は、症状が起きていても『これくらいなら大丈夫』と、我慢して放置したり、症状がでていても、
気付かない場合があります。また身体的な不調だけ改善しようとしても、不登校を繰り返す場合があるため、
原因となるストレスをケアすることも大変重要となります。
先程のべた通り、不登校の方は、何らかの身体的不調(心身症)を訴えていることが多くあります。
漢方を用いる意義は、そのような身体的不調を改善することで、不登校の原因の一つを排除する目的があります。
実際、起立性調節障害・過敏性腸症候群・偏頭痛 といった身体的不調に対して、漢方薬が有効な例は、たくさん存在します。
それは漢方が、患者の体質や症状、心と体の状態を表す『証』ごとに対応するため。
漢方では、全身状態を正確に表すために「陰陽」「虚実」「寒熱」「表裏」「気血水」などの概念を用いて「証」を判断し、その「証」に基づいて方針を決めます。
そのことで、個々にあった対応をすることができ、より安全で効果的な解消法へと導いていきます。
問題に直面していると、物事を客観的に見づらくなることがあります。
特にその問題が大きいほど、解決不可能に感じてしまうこともあるでしょう。
当店では、そんなお悩みに寄り添い、個々に合った最適な方法を探すお手伝いができたらと考えています。
漢方薬、栄養面の改善、カウンセリングなどを通して、心身のバランスを整え『ストレスに強い体づくり』
ができれば、自信もつき、快適な日常生活がおくれる『きっかけ』になります。
不登校を心の問題と諦めていませんか?
一人で悩まず、まずはお気軽にご相談ください。