漢方コラム・ニュース

頭痛・肩こり

2014/04/23
頭痛・肩こりについて

頭痛や肩こりを起こす原因も様々…今後シリースで詳しく説明していきますが、今回は「頭痛・肩こりによる痛み」についてお話したいと思います。
 
肩こりにしても頭痛にしても、漢方での痛みは「不通則痛(ふつうそくつう)」といって、何かが詰まってしまい血行などの流れが悪くなる痛みと、「不栄則痛(ふえいそくつう)」といって、栄養が行き渡らずに痛みをおこす、この2種類が原因と考えられています。
 
「不通則痛(ふつうそくつう)
 
ストレス・運動不足・冷え・風邪・暴飲暴食などが原因。ドロドロ血液の「瘀(お)血(けつ)」や、水分代謝が低下して生み出す「痰湿(たんしつ)」、外から侵入してくる「外(がい)邪(じゃ)≒風邪など」が詰まって痛みを発生します。そのため改善するには、これら余剰のものを取り除き、血液などの通りを良くする方法(=通利法)を用います。
 
「不栄則痛(ふえいそくつう)
 
老化・過労・慢性病・体力低下などが原因。「気≒体のエネルギー」や「血≒血液・栄養を与えるもの」が不足することで痛みを発生します。そのため改善法としては、不足しているものを補うことが重要。ただし、血液の循環も悪くなっているので、通りを良くする方法と補う方法(通利法+補法)を使う必要があります。
 
状況によっては2つが同時に現れるケースもありますが、どちらにしろ「通りを良くする」ということは非常に重要です。
血行を良くする漢方薬・痰湿を取り除く漢方薬・外邪を追い出す漢方薬など、痛みに対して「通りをよくする」漢方薬も様々…
一番大事なのは、痛みの原因を見極め、体質にあった漢方薬を選ぶこと。
頭痛・肩こりは一見簡単そうな症状に思えますが、実は根っこが深く、間違った改善法を行うと長引いてしまいます。
自分がどのタイプなのか気になる方は、ぜひ一度ご相談下さい。

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