漢方コラム・ニュース

腰痛・関節痛

2014/04/24
腰痛・関節痛について

腰痛・関節痛、実は大昔からあった?

大昔、四つ足歩行だった人類が進化し、二本足で歩く様になった時から、上半身の重みを支えると同時に曲げたり伸ばしたりするために、腰や関節に大きな負担がかかる様になりました。加えて、現代では運動不足や肥満、高齢化による骨・筋肉の衰え、さらに精神的なストレスによって引き起こされる腰痛も増えており、原因解明はむつかしくなっています。

腰痛・関節痛は昔からある宿命といえます。

 

 

腰と腎の関係

漢方では【腰は腎(じん)の府(ふ)】といわれ、腎と腰は密接な関係があるとされています。漢方でいう腎は、現代医学の腎臓の働きの他に、ホルモンや泌尿器・生殖器の働き、免疫に対する働き、骨や筋肉の働きを司る五臓の根源ともいうべき重要な臓器です。老化や疲労などによって腎の働きが低下した状態を「腎虚(じんきょ)」といい、腰痛や関節痛などの症状が現れます。

 

 

痛みを引き起こす原因

痛みを引き起こす原因は、大きく分けて2つあります。

 

① 外的要因

気・血の流れが悪くなって起きます。冷たい風に当たったり、寒くて冷えたり、また湿度が高い曇りの日や雨の日に痛みが起こりやすいです。

 

②  内的要因

虚弱体質、慢性病や老化による血液不足(血(けっ)虚(きょ))、エネルギー不足(気(き)虚(きょ))、ホルモンの働きの低下(肝(かん)腎虚(じんきょ))などは、抵抗力を弱め代謝障害の要因となります。これによって組織や細胞への栄養補給は閉ざされると痛みが起きてきます。

 

 

弱い所を強くすれば効果が高まる

◆ 骨が弱い

・ 足腰がだるい

・ 骨粗鬆症が心配

・ 足腰が冷えやすい

⇒代表漢方:牛車腎気丸、独歩顆粒など

 

筋肉が弱い

・ よくつまずく

・ 手足に力が入らない

⇒代表漢方:杞菊地黄丸、活絡健歩丸など

 

筋に栄養が足りない

・ 手足がしびれる

・ 足がつる

・ 関節がガクガクする

⇒代表方剤:芍薬甘草湯、婦宝当帰膠など

 

血行不良

・ 管が浮き出ていたり皮膚の色がくすんでいる

・ いつもと同じ所が痛い

⇒代表方剤:芍冠元顆粒、冠元活血丸など

 

 

腰痛を予防する生活養生のポイント

① 正しい姿勢を心がけ、腰に負担となる姿勢や動作をしない様に注意する(高いヒールの靴等は禁止)

② 過労を避けて充分な休養をとること(寝具は少し固めが良い)

③ 食事の栄養バランスに気を付け、甘い物や冷たい物をひかえる

④ 適度な運動を心がけ、太り過ぎない様予防する

⑤ 体を冷やし過ぎない様にし、入浴で血行を良くする

 

体力低下・年齢からくる関節・足腰の痛み…

この悩みが解消されれば、毎日の生活がどれくらい楽になることか…

痛み止めも有効ですが、慢性化する痛みには、これだけでは不十分な場合もあります。

漢方で骨・筋・肉を強くし、腰痛や関節痛を楽にしてみませんか?

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